日本経済の停滞に伴って、国、自治体ともに財政難が続いています。また、地域の人口減少、高齢化(家はあるが、昼間は介護施設などに行って、夜しか家にいないとか)などで、下水道整備の費用対効果が薄れてきている現状もあります。そのため、かつてのような下水道敷設に勢いがありません。汲み取りの家に、「もう少ししたら下水道が来ますよ。下水道に接続してくださいね。」と広報活動をしているので、下水道が来るまで非水洗化になってしまいます。
高齢者住宅の増加も水洗化の障害となっています。今さら高額の工事費をかけたくないという家庭は少なくありません。浄化槽についても同じことがいえます。こうした現実を直視すると、衛生面に問題を残すものの、し尿処理の過程で工夫をすれば、し尿の再資源化が見えてきています。私たちクリーンサービス・イバラは、快適な暮らしを支えると同時に、負荷のかからない環境への配慮も大きな使命の一つなのです。
し尿汲取りが必要な現実から目をそらさず、地域社会の未来のために、できることから始めていきます。